LINEヤフー株式会社|多様なライフステージを前提に、社員が「自律的に活躍できる環境」をつくる

株式会社BeLiebe(以下、BeLiebe)では、弊社のサービスをご利用くださった企業のダイバーシティ推進や女性活躍の取り組みを紹介するインタビュー企画を行っています。今回は、LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)で社員の健康支援やウェルビーイング施策を担当されている鈴木様にお話を伺いました。
LINEヤフー株式会社様について
日本最大級のテックカンパニーで、2023年10月にLINE株式会社やヤフー株式会社などのグループ再編により誕生しました。検索・ポータル、メッセンジャー、eコマース、広告など幅広いインターネットサービスを展開し、「LINE」や「Yahoo! JAPAN」を中心とした生活に密着したプラットフォームを提供しています。多くの国と地域から集まった1万人以上の従業員が働き、「WOW Our Users!」というミッションのもと、ユーザーに感動を与えるサービスを提供し続けるとともに、インターネットの力を通じて人々の暮らしをより便利で豊かなものにすることを目指しています。
今回お話を伺った方のお名前・ご所属
LINEヤフー株式会社 経営戦略ドメイン人事総務 CBU人事労務企画ユニット
グッドコンディションサポートディビジョン 鈴木麻未様

LINEヤフーは、社員一人ひとりが属性やライフステージに関わらず活躍できる環境づくりを目指し、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)やウェルビーイングの取り組みを積極的に進めている企業です。制度整備だけにとどまらず、社員が自律的にキャリアやライフについて考えられる環境づくりを重視している点も特徴です。
今回は、同社がどのような背景から女性の健康リテラシー向上に取り組んできたのか、またBeLiebeのセミナーを導入した狙いについてお話しいただきました。
「属性やライフステージに関わらず活躍できる環境」を目指して
LINEヤフーでは、社員一人ひとりが自らの可能性を発揮しながら挑戦し続けられる成長の土台を整備し、多様性への理解と尊重を基盤とした環境づくりを大切にしています。
その根底にあるのは、「人権をベースに、誰もがライフステージに関わらず活躍できる会社であること」という考え方です。
女性活躍の文脈に限らず、DE&Iの取り組みとして、例えば以下のような施策が実施されています。
- DE&I意識調査
- 啓発イベントの実施
- 女性リーダー育成施策
- 不妊治療支援制度
- ライフステージとキャリアの両立支援
これらの施策は一度きりではなく、制度改定や社会状況の変化に合わせて継続的にアップデートされており、社員が必要な情報にアクセスできる環境づくりが進められています。
鈴木様は次のように話します。
「アスリートが試合で結果を出すためにコンディションを整えるように、社員も健康をベースにパフォーマンスを発揮してほしい。
そのための知識や環境を整えることも会社の役割だと考えています。」
社員の理解を深めるための取り組み

社員の理解を深めるための取り組みとして、体験型のワークショップなども実施されています。こうした施策は、単に知識を伝えるだけでなく、社員が互いの状況を理解し、想像力を持つきっかけをつくることを目的としています。
一方で、取り組みを進める中で感じている課題もあります。
それは、「まだ自分ごとではない社員に、どう情報を届けるか」という点です。
女性の健康やライフステージに関するテーマは、必要性を感じるタイミングが人によって異なります。そのため、関心のある人には届きやすい一方で、まだ実感がない人にどう届けるかが難しい領域でもあります。
鈴木様は次のように話します。
「社員が1万人以上いる中で、必要な人全員に情報が届いているかというと、まだ難しい部分があります。だからこそ、興味を持つきっかけを増やすことが重要だと考えています。」
こうした施策を進めるにあたり、鈴木様ご自身も他社事例を参考にしながら試行錯誤を重ねてきました。
女性の健康というテーマは、「女性だけが優遇されているように見えてしまうのではないか」「かえってプレッシャーに感じる人もいるのではないか」など、多様な受け止め方がある領域でもあります。そのため、特定の人のための施策にならないよう、伝え方や位置づけにも配慮してきたといいます。
「働く人が抱える課題は多くの企業で共通している部分もあります。私自身も他社の事例を参考にしながら取り組んできましたし、企業の垣根を越えて情報交換しながらより良い形にしていける領域だと感じています。」
EggU(エッグ)セミナー導入の背景
こうした取り組みの一環として、今回LINEヤフーでは「EggUセミナー」を実施しました。
本セミナーでは、女性の卵子量の変化や不妊リスクに関する基礎知識に加え、自宅でできるAMH検査「EggU」の紹介や、代表の原体験から生まれたEggUの誕生秘話およびユーザー事例に基づいて、キャリアとライフをどのように考えていくかという視点についてお話しました。

鈴木様は、これまで女性の健康啓発に関わる中で「もっと早く知っておきたかった」という声を多く聞いてきたといいます。
「子どもを持ちたいと考え始めるタイミングは人それぞれですが、その時になって初めて知ることも多い領域だと感じてきました。だからこそ、早い段階で選択肢として知ることには価値があると思っています。」
また、数値として自分の状態を知ることが、漠然とした不安を整理するきっかけになる点にも共感されたといいます。
「例えば老後資金の不安も、実際に必要な金額を試算することで具体的に考えられるようになりますよね。自分の体についても同じで、一つの参考情報として数値を知ることで、次の選択を考えやすくなるのではないかと感じました。」
忙しい社員にとっては、医療機関に足を運ぶ時間を確保することが難しい場合もあります。そのような中で「自宅で検査できる」という点も、社員にとって取り入れやすい選択肢であると感じたといいます。
さらに、BeLiebeが発信している「キャリアとライフを切り離さずに考える」という視点にも共感いただきました。
「女性の体の現実に寄り添いながらキャリアを考えるという視点に、とても親近感を持ちました。」
当日の開催に関して、鈴木様は「必要な方に届けることが大切だと考えていました」と話します。
アーカイブ配信には多くの参加も見られ、社員が自身の体やライフステージについて考えるきっかけとなる機会となりました。
自律的にキャリアと健康を考えられる環境へ
LINEヤフーでは、制度を整えるだけではなく、社員一人ひとりが自律的にキャリアや健康について考えられる環境づくりを重視しています。
健康課題やライフイベントは誰にでも起こり得るものだからこそ、社員が長く活躍できる環境を整えていきたいと考えています。
「社員のライフステージに関するリテラシーを高める取り組みは、今後も継続していきたいと考えています。」

BeLiebeとの今後の取り組み
今回のセミナーは、社員が自身のライフやキャリアについて考えるきっかけの一つとなりました。
BeLiebeでは、生体情報をもとにキャリアやライフを考える「バイオ・キャリアデザイン」という考え方のもと、企業のダイバーシティ推進やウェルビーイング施策を支援しています。
今後も、LINEヤフーのように社員の多様なライフステージに寄り添う企業とともに、一人ひとりが納得のいく選択ができる社会づくりに貢献していきます。
